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メッセンジャー

 今日の沖縄タイムス別刷り「ワラビー」に、メッセンジャーの下村修平さんが載っていた。自転車で書類や荷物を配達する仕事をしている。

 とくふく堂の夫妻と仲良しで、私も顔見知りになった。お客さんに頼まれたものを市場で買って届けるついでに、ときどきウララに寄ってくれる。周りのお店の人たちとも打ち解けている、好青年。

 私にとって下村くんは「自転車に乗っている人」だった。自転車のパンクを直してもらったこともある。でも何よりまずは「届ける人」であって、そのために自転車に乗っているんだと記事を読んでようやくわかった。その意味では私も近い仕事をしているのではないか、と初めて思った。

「パソコンの操作ひとつで、大金が動く時代。そんな時代だからこそ、自分の体で汗をかいて人から人へものを届ける」

 私もふだんは座っていても、店の外に出れば本の束を汗をかいて運んでいる。古書の市やお客様の家から、店へ。人から人へ、本を届けるため。

 まあ大半の時間は座って誰か来るのを待っているだけで、それこそパソコンの操作ひとつで本を動かしたりもしているわけで、常に必死でペダルをこいでいる下村くんには頭が上がらない。家ではいつも本を読んでいるらしいので(眠くならないんだろうか)、なにか面白いものを探しておいてあげたい。

Posted by uchinan : 16:48 | Page Top ▲