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本棚

 引っ越したら、家にたくさん本棚を置こうと決めていた。壁を本棚で埋めつくす。ずっと夢だったが、どんなふうにすればいいのか。

 『自宅の書棚』(産調出版)を眺める。書斎だけでなく台所や浴室など、家じゅういたるところへの本の並べかたを紹介していて、うっとりする。ただし、家を建てるときに一緒につくりつけたような本棚ばかりで、アパート住まいには参考にならない。

 スーパーやホームセンターにも見に行く。何を置くにも中途半端な幅と高さだったり、文庫とコミックに特化されていたり。世の中でB6, A5の本を持っている人はそんなに少数派なのだろうか。きちんと本のサイズに合った本棚がなぜ売られていないのか。

 結局、本棚作りの経験者をたよって、つくることにした。自分には絶対無理だと思っていたけれど、ほかにどうしようもない。
 部屋を測り、棚の幅を決めて、板の長さや枚数の計算は全部してもらった。

 一緒にメイクマン(沖縄のホームセンター)に行き、柱と棚板と支えの木を買い、その場で切ってもらう。
 3階の部屋に木材を運ぶ。階段で何往復もする。柱に棚の高さを書き入れ、そこに支えの木をくぎで打つ。柱を立てて、支えの板に棚板をわたし、くぎで固定する。

 思ったよりはずっと簡単で、くぎを打つのも楽しかった。部屋で打ち出したらあまりに音が大きく、ベランダに出た。工事現場の騒音に励まされながら打った。

 6畳の洋室の壁一面に棚をつくった。幅170センチ、高さ180センチ、奥行き40センチの棚が2本。視界におさまらない。
 あとは引越し以来そのままになっていた段ボールを開けて、本を整理しながら差していく。これは得意。本が背表紙をそろえて並んでいるのは美しい。ずっと箱の中にいるのは苦しいよね。

 最低あと1本は必要、と材料を買い足した。部屋には柱と板が立てかけてある。未開封の段ボールも残っている。台風が去って、免許がとれたら、つくろうか。

Posted by uchinan : 11:23 | Page Top ▲