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第13回沖縄県産本フェア

 美容院に行く。髪を洗ってもらい、後ろのほうから切られていく。前髪にさしかかったので読んでいた雑誌を置くと、
「新聞、見ました」
といわれた。
 昨日の沖縄タイムスに、「本との話」というコラムを載せていただいた。書店を辞めて本屋を始める準備についてのささやかな文である。
「タイムスは家でとっていますし、店にもあるんです。昨日は開店前にセットのお客さまがいらしたので朝早く来て、そのときに見ました」
 お客さまが載っていることもあるから目を通すようにしているんですよと聞いて、感心する。いろいろな人が来るのだろう。
 横で聞いていたスタッフの男の子が、店にある「BRUTUS」の「本屋好き」特集を持ってきて、
「沖縄の本屋も3軒載っていて、うれしかったです」
と熱く語ってくれる。

 リブロに行く。昨日から「第13回沖縄県産本フェア」をやっている。テーマ別の「島」がいくつもの棚や台に広がり、これを並べるのは大変だっただろうなあと察する。
 毎年このフェアでショックを受けるのが、知らない本の多さである。
 フェアには榕樹書林(出版社でもある)とBOOKSじのんという古書店も参加していて、古本のコーナーもある。また、出版社が傷み本などを集めたバーゲンブックのコーナーもある。それは知らなくても仕方ないのだが、新刊として置いてある本のなかにも、
「えっ、これまだ流通してるの?」
と目を疑うような本がちょろちょろ混じっている。倉庫から出てきたのか、存在を忘れられていたのか、とにかく
「なかったはずじゃない?」
という本に出会ってしまう。
 沖縄で沖縄本の仕事をするのは大変なことだなあと思うのも何百回めか。
 島にひとりずつくらいお客さんがいて、熱心に本を見ていた。

Posted by uchinan : 23:01 | Page Top ▲