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年中カチャーシー

 2階の沖縄本コーナーのBGMを、約10ヶ月ぶりに替えた。『年中カチャーシー』。
 沖縄本コーナーには沖縄のCDも置いていて、ほとんどをキャンパスレコードから仕入れている。キャンパスは納品のときにときどきサンプルをつけてくれる。久しぶりにサンプルをくれたということは、一押し商品なのだろう。

 那覇店が開店して少し経ってから、沖縄本コーナーでCDをかけよう、と店長にいわれた。最初は素直に「沖縄の歌ベスト盤」のようなものを流していた。しばらくすると飽きて、他のにする。その繰り返しだった。

 去年の11月、県立図書館の開館100周年にあわせて「山之口貘文庫」が開設された。店にポスターを貼らせていただき、フェアをして本を並べ、ジュンク堂のPR誌「書標」2010年12月号に原稿を書き、図書館の記念イベントにもぐりこんで貘の長女である泉さんの講演も聞き、個人的に大いに盛り上がった。

 貘の著書や関連書は品切れが多く、商品を集めるのに苦労した。そのとき、ふと思いだした。
「そういえばCDがあった」
 前にいた店で沖縄県産本フェアをしたときに、『貘 詩人・山之口貘をうたう』というCDが入っていた。高田渡、大工哲弘といった名前を見て、面白そうだなと思ったのを覚えている。
 キャンパスに注文したら、すぐに入ってきた。「できればサンプルも」と書き添えたのだがこれはもらえなかったので、自分で買って流した。

 これがすばらしいCDで、どれだけ聞いても飽きることがない。棚の近くを通ると元気が出る。お客さまにも気に入っていただけたようで、何度か追加をかけた。クリスマス前に、レジの子がこのCDをラッピングしているのをたまたま見かけて、とてもうれしかった。これをここで買って誰かに贈ろうという人がいるなんて!

 そうして半年以上も『貘』を流していたのだが、売れ方もさすがに鈍ってきて、替えどきなのかなと思いはじめていた。
 そこに現れたのが『年中カチャーシー』である。姉妹編に『年中エイサー』もある。「年中」というのがいい。毎日がお祭りである。

 ジュンク堂近くの市場中央通りでは、先月24日から毎日、午後4時になるとカチャーシーを踊っている。「日本が元気になるまで」続けるらしい。カチャーシーの前にはラジオ体操で体をほぐすらしく、市場の方々もそっと手を伸ばしたりしているそうだ。今度、見に行きたい。

Posted by uchinan : 00:22 | Page Top ▲