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沖縄県史

 編集工房東洋企画の新刊、『沖縄県史 各論編5 近代』
 税込10500円、688ページ、B5。チラシを見て、反射的に「10」と数を入れていた。翌日すぐ入荷した。10冊の重み、積み上げられた迫力に、笑いがこみ上げる。1階の新刊台や2階の沖縄本の棚など、計4ヶ所に散らして、売れるのを待つ。

 本を愛し、専門書を愛するある上司は、
「高い本を売りなさい」
とよく言っていた。500円の本を10冊売るのも5000円の本を1冊売るのも同じ。それなら、5000円の本を1冊売るほうが労力が少ないし、おもしろい。棚がきつくなると、つい売れそうにない厚くて高い本を抜いてしまうが、それでは棚がつまらなくなる。高い本を買ってくれる上客を逃すことにもなる。もちろん値段と本の質はまた別である。
 教えを守り、売れなくても高い本は大事にする。ましてや、売れそうな高い本が発売された日には小躍りしてしまう。沖縄県史、しかも扱われているのは琉球処分から沖縄戦にかけての激動期である。これが売れなくて何が売れるのか。
 帯には、
「近代日本へと組み込まれていく沖縄県民の苦悩と生へのひたむきな情熱、郷土を愛した人々の活躍を35名の論者が鮮やかに活写する!」
とある。「県史」というとお役所仕事のようだが、それ以上の情熱を感じる。ますますワクワクしてくる。

 さて、「各論編5 近代」という、中途半端な、しかし需要のありそうな巻がいきなり出た。この先の刊行予定は? と本を開いて、はて? と思う。沖縄県立図書館や沖縄県教育委員会のHPを見てもまとまった情報がない。あちらこちらをつなぎ合わせた末、どうやらすでに3冊刊行されているらしいという結論に至った。もう少し調べてみよう。
 つづく。

Posted by uchinan : 00:59 | Page Top ▲