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月刊沖縄社

 月刊沖縄社の方が欠本調査に来てくださる。開店以来、初めて。
「うちの本で売れるのなんて『琉球王国の歴史』『沖縄戦』くらいで、あとは古本みたいなものです」
と自嘲的に言いながら、20冊近い本を納品してくださった。全点、バーコードなし。レジでバーコードを読んで自動発注する本がほとんどだから、どうしてもこういう本は売れっぱなしになってしまう。定価も税抜と税込が混在しているので、1点ずつ確認しながら手書きのスリップを作る。正直、手間はかかるけれど、これこそ沖縄本の醍醐味だとも思う。検索にもかからない本を、現場でコツコツ売っていく。
 ちなみに、昨年の月刊沖縄社のヒットは『尖閣諸島 魚釣島 写真資料集』。昨年の漁船衝突事件のときに、珍しく月刊沖縄社から電話がかかってきた。
「実はね、だいぶ前にこういう本を出していたの。最近古本屋なんかから注文が来るからね、もしかしたらおたくでも売れるかもしれないと思って」
 10冊注文してみて、入ってきた本を手にとって、なんだか圧倒された。1996年の本である。個人のアルバムのように、画像が荒い。それが逆に生々しい。例によってバーコードのない本だが、10冊はすぐに売れた。今は売れ行きが鈍ってきたが、また注目される日が来るだろう。それまでこの本は、月刊沖縄社の倉庫にじっと眠っているのだろう。

Posted by uchinan : 22:54 | Page Top ▲